怪我・障害一覧
肘内側側副靭帯損傷(MCL損傷)
肘内側側副靭帯損傷(MCL損傷)とは野球肘の1つで、肘内側の靭帯に起こる障害です。
MCLは前斜走線維(AOL)と後斜走線維(POL)、横走繊維に分けられますが、AOLが最も損傷されることが多く、次いでPOLの損傷があります。
プラストレーナーズでは、肘内側側副靭帯損傷からスポーツ復帰を目指す選手たちのリハビリやトレーニングをサポートしています。
医師から安静が必要と言われている時期でも、ストレッチなどコンディショニングや患部外トレーニングを行っていくことで早く復帰できますので、あきらめずにプラストレーナーズまでご相談ください。
【症状】
急性期や重症のケースでは、肘の曲げ伸ばしなど動かした時の肘内側の痛みや可動域制限(曲げ伸ばしのしにくさ、最後まで曲がらない、伸びない)が認められることが多いですが、比較的軽症のケースでは日常生活での動作時痛や可動域制限はなく、投球動作でのみ痛みがあることがあります。
【好発年齢】
中学生以降の骨格がしっかりし始めた時期から成人で起こります。
小学生など骨がまだ強くない時期では、骨より靭帯の方が強度が強いため靭帯損傷ではなく剥離骨折が起こることが多いです。
【治療/コンディショニング】
靭帯の損傷程度により異なります。
軽度損傷:肘周囲筋のストレッチやトレーニングによるコンディショニングを行い、フォームチェック後、状態をチェックしながらシャドーピッチングやスローイングを進めていきます。
重度損傷:局所安静により靭帯の修復を待ちながら、患部外コンディショニングを進めます。靭帯の修復が進めば軽度損傷の場合と同様に肘周囲筋のストレッチやトレーニングからシャドーピッチングやスローイングへ進めていきます。
靭帯の修復が思わしくないケースでは手術療法(内側側副靭帯修復術:トミー・ジョン手術)が行われることもありますが、患部である肘はもちろん全身的に正しくコンディショニング&トレーニングを行えば、ほとんどのケースで手術は必要ありません。
【手術】
【予防】
全身的にしっかりとコンディショニングを行い、肘に負担のかからない投球フォームを習得することが大切です。
投球数の制限や、投手と捕手の掛け持ち禁止などチーム関係者の協力も重要となります。
予防のためのコンディショニング&トレーニング指導を行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。