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2016/01/05プロ野球ドラフト指名を受ける、ドラフト候補になるために【投手編】
プロ野球ドラフト指名を受ける、ドラフト候補になるために
【投手編】
ドラフト候補として名前をピックアップしてもらうためには 「目立つ」ことが絶対条件です。
プロ野球球団のスカウトも、やみくもに球場に足を運びチェックするわけではなく、色々な情報を得て面白いと思う選手を狙ってチェックするので、「スカウトの耳に届くような面白い情報を生み出すように目立つ」必要があります。
能ある鷹は爪隠すと言いますが、隠しっぱなしでは、その能力を見抜いてくれるスカウトはいません。
何も隠さず目立ちまくってスカウトに見に来てもらうことが第一歩になります。
甲子園や全国大会に出場したり、強豪校や強豪チームに在籍していれば、それだけでスカウトは集まりますから見てもらえる機会は多いですが、地方の学校やチームでプレーしている場合は、自力でスカウトを呼び寄せなければいけませんね。
では、そのスカウトが興味を示す情報というのがどういったものかというと
*スピード(球速)がある
*キレがある
*結果を残す
大きくはこの3つになると思います。
スピードは分かりやすく、「150キロ投げられるピッチャーがいる」と聞けば、常時140キロ前後でも見てみたくなりますが、最速135キロで常時130キロ前後では相当の結果を残さなければなかなか難しいでしょう。
キレは客観的な評価が難しいですが、あるスカウトは「真っ直ぐにキレがあれば140キロそこそこでも獲るよ」と言っていました。
よく言われる「スピードガンの表示以上に速く感じる」とか「手元でピュッとくる」という質のボールですね。 判断が難しいですが、ストレートを狙われていても空振りを取れたり詰まらせることが出来ればキレがあると判断できると思います。
ただし先に書いたように「140キロそこそこ」というベースはあるようです。
変化球についてもキレの評価があるようで、140キロそこそこの普通のストレートしか投げられなくても、キレキレの変化球があれば注目してもらえるでしょう。
ただしキレに関しては「結果」が重要になると思います。
つまり、勝数、防御率、奪三振数などの数字が際立っていることです。
150キロ前後のキレのあるストレートを投げられれば、結果は二の次で将来性を買われて注目されますが、それがない場合は結果で示すしかありません。いくら「キレがある」といっても打たれていてはそうは見てくれません。
三振のとれるストレート、ダブルプレーがとれるコントロールや変化球、など、結果を出せることが必要です。
完全試合やノーヒットノーランを達成するのもいいアピールになります。
強豪チーム相手に完封勝利などもいいアピールになりますね。
その他、ピッチングフォームが独特である、素晴らしくスムーズである、連投できるスタミナがある、体格に恵まれている、などのポイントも含めて「目立つ」ことです。
まずは注目されて見に来てもらうこと。
そこでアピール出来ればドラフト候補としてリストアップされます。
プロ野球に進みたい選手は、「ドラフト指名を受けたい!」と漠然と思っているよりも、自分のどこをアピールしていけばいいのか明確にして強化に取り組んでいけるといいですね。
球速、変化球、キレ、スタミナ、コントロール…なんでもいいので、アピールできるもの作りましょう。