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ルーズショルダー

ルーズショルダーとは??

その名前のごとく「ルーズ=ゆるい」「ショルダー=肩」

すなわち、『ルーズショルダー=ゆるい肩』ということです。

 

簡単に説明していこうと思います。

 

 

【肩関節の構造について】

 

肩関節は幾つかの関節で構成されるのですが、一般的に言われる肩関節は専門的には「肩甲上腕関節」と呼ばれ、肩甲骨と上腕骨で構成されています。

また、肩甲骨と胸郭で構成される肩甲胸郭関節もいわゆる肩関節を構成する一つで、この関節の可動域の広さが『肩甲骨が柔らかい』と表現されます。

その他、胸鎖関節、肩鎖関節、肩峰下関節(第2肩関節)があります。

 

 

【肩甲上腕関節が「ゆるい」ルーズショルダー】

 

肩甲上腕関節の安定性が乏しく「抜けるような感覚」があったり「ボールを投げたりすると痛みが生じる」ような状態のことをルーズショルダーといいます。

 

 

【肩甲上腕関節の安定化機構】

 

肩甲上腕関節は、肩甲上腕靭帯や関節包によって支えられ安定性を得ています。肩関節唇も安定性を担う組織の一つです。

しかし、生まれ持った靭帯の弛緩性や、投球ストレスや何らかの負担により靭帯や関節包、関節唇に損傷が起こり「ゆるさ」が生じてしまうと正常な安定性を持たなくなってしまいます。

これにより、関節運動において不安定な運動を生じ、痛みや不安定感を発症させてしまうのです。

 

 

【インナーマッスルと肩甲上腕関節の安定性】

 

また、インナーマッスルも肩甲上腕関節の安定化に重要な役割を果たしています。

肩のインナーマッスルとは、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の四つの小さな筋肉のことで、肩甲骨から上腕骨へインナーマッスル全体で肩甲上腕関節を包むように位置しています。

 

多くの筋肉は収縮により関節を動かす役割を担っているのですが、このインナーマッスルは肩甲上腕関節を動かす役割よりも、協働して働くことで関節を安定させる役割が大きいとされています。

したがって、疲労などにより肩のインナーマッスルの働きが悪くなってくると肩甲上腕関節の安定性が低くなりルーズショルダーによる痛みなどの症状が現れることがあります。

 

 

【ルーズショルダーのとらえ方】

 

ルーズショルダーは、関節唇や関節包靭帯の損傷によるものなどを除き、生まれ持った関節の柔軟性とも捉えることができます。

つまり、痛みや不安定感などの嫌な症状さえなければ、人より肩関節を大きく使うことができるという武器にもなるのです。痛みなどがある場合はしっかりとコンディションを整えて、メリットを活かしてほしいと思います。

 

 

【ルーズショルダーのコンディショニング】

 

ルーズショルダーのコンディショニングとしては、まず第一にインナーマッスルの柔軟性獲得と筋力強化です。

関節が緩いルーズショルダーなのに、その関節を包むインナーマッスルの柔軟性を高めることに違和感を感じるかもしれませんが、ルーズショルダーで痛みなどを生じているほとんどのケースでインナーマッスルの一部(多くは小円筋と棘下筋)に柔軟性が不足しているのです。

「関節全体的には緩いんだけど、一部だけ硬い」という状態です。

 

極端に考えれば、関節が全体的に緩みきってしまっていればある程度まとまった関節の動きができることがあり、逆に全体的に硬くても安定性が高いということになります。

しかし、一部が硬かったり一部が緩かったりすると関節運動にブレが生じやすく、これが痛みの元になっていることが多いのです。ですので、ルーズショルダーに対するコンディショニングの第一選択は「硬くなっているインナーマッスルを見つけ、必要な柔軟性を獲得すること」になります。

全体的に〈必要十分な〉柔軟性を確保できたら、インナーマッスルの強化を行い関節固定機能を高めます。

 

また、肩甲骨の可動域も必要になりますので、胸郭や胸椎、肩甲胸郭関節のストレッチも行なっていきます。

 

 

ルーズショルダーからのリハビリによる競技復帰は、関節包靭帯の損傷や関節唇損傷など組織損傷の程度にもよりますが、基本的にはインナーマッスルと肩甲骨や胸郭のコンディショニングで、ほぼ100%可能と考えています。

 

ルーズショルダーと診断された、スポーツ動作で肩の痛みや緩さ、ゴリゴリ音がなって気になるという方はお早めにプラストレーナーズまでご相談ください。

 

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