主な症状
- 腕を上げると肩が痛い
- 腕を上げる途中で痛む
- 肩から腕の外側に痛みがある
- 夜間や寝返りで肩が痛む
- 腕を上げた状態で力が入らない
- 重い物を持てない
- 髪を洗う、服を着る動作が難しい
- 肩を動かすと音や引っ掛かりを感じる
- 転倒後から肩が上がらなくなった
四十肩・五十肩と似た症状がみられますが、腱板断裂では肩の動きが比較的保たれていても、腕を上げる筋力が低下していることがあります。
転倒や外傷後に急に腕が上がらなくなった場合や、明らかな筋力低下がある場合は、早めに整形外科を受診してください。
腱板損傷・断裂の原因
加齢による腱の変化
腱板は、長年にわたって繰り返し使用されることで徐々に傷みやすくなります。特に中高年では、明確なケガがなくても腱板の変性が進み、日常動作をきっかけに症状が現れることがあります。
- 転倒や急激な外力
- 転倒して手をついた
- 肩から転んだ
- 重い物を急に持ち上げた
- 腕を強く引っ張られた
- 肩関節を脱臼した
などをきっかけに、腱板が損傷・断裂することがあります。急性外傷による断裂では、骨折や肩関節脱臼などを伴う場合もあります。
肩を繰り返し使う動作
仕事や家事、ゴルフ、テニス、投球など、腕を繰り返し上げる動作によって症状が現れることがあります。ただし、肩の使いすぎだけで判断せず、腱板の状態や年齢、外傷歴などを含めて確認することが必要です。
検査と診断
医療機関では、肩の可動域や筋力、筋肉の萎縮、動作時の痛みなどを確認します。必要に応じて、
- X線検査
- 超音波検査
- MRI検査
などが行われます。MRIや超音波検査では、断裂の有無や大きさ、腱板の状態などを確認できます。
プラストレーナーズでは診断を行わないため、腱板損傷が疑われる場合や症状が強い場合には、まず医療機関での検査をおすすめします。
腱板損傷・断裂の治療
腱板断裂が確認されたからといって、すべての方に手術が必要とは限りません。症状の程度、断裂の大きさ、年齢、仕事内容、活動レベルなどを考慮し、保存療法または手術療法が選択されます。
保存療法
保存療法では、状態に応じて、- 痛みを強める動作の調整
- 薬物療法
- 注射療法
- 運動療法
- リハビリテーション
などが行われます。
断裂した腱が運動によって元どおりにつながるわけではありませんが、残っている腱板や肩甲骨周囲筋の機能を高めることで、痛みや日常生活の支障が改善する方も多くいます。
手術療法
保存療法を行っても痛みや筋力低下が改善しない場合や、外傷による大きな断裂、仕事や生活への支障が強い場合などには、腱板を修復する手術が検討されます。手術の必要性は、断裂の状態と本人の生活・活動目標を踏まえて、整形外科医が判断します。
リハビリで大切なこと
肩の可動域を改善する
痛みが続くと肩を動かす機会が減り、関節が硬くなることがあります。肩関節だけを無理に伸ばすのではなく、肩甲骨や胸郭の動きも確認しながら、日常生活に必要な可動域を取り戻します。
残っている腱板の機能を高める
軽い負荷から肩の内旋・外旋運動などを行い、上腕骨頭を安定させる機能を高めます。痛みを我慢して重い負荷をかけるのではなく、肩の状態や翌日の反応を確認しながら段階的に進めます。
肩甲骨周囲の筋力を回復する
腕を上げる時には、肩関節と肩甲骨が連動して動きます。肩がすくむ、首に力が入りすぎるといった動作を確認し、腕の動きに合わせて肩甲骨をコントロールできる状態を目指します。
日常生活や仕事に必要な力をつける
肩の筋力が回復しても、実際に必要な動作ができるとは限りません。- 高い場所へ手を伸ばす
- 荷物を持つ
- 洗濯物を干す
- 介護や仕事で腕を使う
- ゴルフや軽い運動を行う
など、目標となる動作に合わせて負荷を高めます。
プラストレーナーズでの取り組み
- 肩の痛みと可動域の確認
- 腱板や肩甲骨周囲筋の筋力評価
- 肩甲骨・胸郭の動きの改善
- 日常生活や仕事に合わせた筋力トレーニング
- ゴルフなど趣味への段階的な復帰
- 手術前後の体力・筋力維持
- 病院でのリハビリ終了後に残った課題への対応
痛みを軽くするだけでなく、腕を上げる、物を持つ、仕事や趣味を続けるために必要な機能の回復を目指します。
このような方はご相談ください
- 腱板損傷・腱板断裂と診断された
- 腕を上げると肩が痛い
- 夜間痛で眠りにくい
- 肩に力が入らず、物を持てない
- 注射や薬だけでなく運動にも取り組みたい
- 手術をせずに日常生活の改善を目指している
- 病院で運動を勧められたが方法が分からない
- 仕事や家事、趣味へ復帰したい
- 腱板修復術前に体力を維持したい
腱板の画像所見だけで判断せず、痛み、筋力、肩の動き、日常生活で困っている動作を確認しながら、必要な機能を段階的に取り戻します。


