投球フォーム改善のメリット
1.球速が上がる
2.コントロールが良くなる
3.タイミングが取られにくくなる
4.ケガ予防(リハビリ・再発予防含む)になる
投球フォーム修正について
そもそも、人間の身体(特に肩や肘)は、ボールを投げるための構造をしていないと言われています。
まあ実際は投げられますし、奇を衒った表現なのですが、ケガや痛みを考える上では強ち間違った表現では無いのです。
例えば、膝や股関節にとって「歩くことや走ること」は問題なく行えますし、よっぽどの負担をかけたりアクシデントがない限り、痛みを生じることはありません。
しかし、肩や肘にとってボールを投げる動作は、それ以上の負荷であり、少し球数を多くしたり強度を上げるだけで大きな負担がかかり、ちょっとしたことで痛みや炎症を生じてしまうのです。
そんな中で、野球選手は、速く強いボールをたくさん投げる必要があり、投手においては1試合で100球以上投げることも少なくありません。さらに最近では正しいトレーニング理論が構築され普及したことで、フィジカルが強化されて身体の出力が高まったことでこれまで以上に強く速いボールを投げられる選手が多くなってきています。
しかし裏を返せば、フィジカル強化により強く速いボールが投げられるということは、それだけ肩や肘への負担が大きくなったともいうことができます。現にトップレベルの選手でトミー・ジョン手術(肘の内側側副靱帯再建術)を受ける選手が増えているのも、その証だと思います。
とはいえ、野球選手にとって強く速いボールを投げることは試合に勝つ上で欠かせませんし、ケガを恐れて出せるはずのパフォーマンスを発揮しないというのは面白くありません。
そこで、『いかに肩や肘への負担を少なくしてボールを投げるか』ということが重要になるのです。
投球フォーム理論に関してはいろんな意見がありますが、私は『球速が速くコントロールがいいフォーム』と『肩や肘への負担が少ないフォーム』には共通点が多いと考えています。
選手にとって投げやすいフォームがいいんだ、〇〇タイプだからこのフォームがいいんだ、という意見も聞きます。確かに、楽に投げられるフォームを作ることも大切ですが、「楽=機能的」ではなく、「=これまでのクセ」ですので注意が必要です。タイプ判別するテストも、これまでのクセを反映しているだけで機能的にいい動作に導いているわけではありません。
投球フォーム修正が必要な選手とは?
現状で良い結果を残せている選手に関しては、どんなフォームであっても急いでフォームの修正をする必要はないかもしれませんが、肩や肘に痛みがある選手、ピッチャーとして登板すると張りが出やすい投手、これまでに肩や肘の故障経験のある選手、リハビリ中の選手などは、早めに投球フォームの改善に取り掛かり、負担の少ないフォームを習得することをお勧めします。
また、パフォーマンスを狙う選手、練習やトレーニングを頑張っているのに伸び悩んでしまっている選手も投球フォームを見直してみると良いかもしれませんね。
しっかりとしたフィジカルがすでにあり練習もできている選手であれば、投球フォームを少し見直すことで大幅にパフォーマンスが上がる可能性もあります。
プラストレーナーズ
伊藤孝信
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