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2023/03/16腰椎分離症・すべり症になったとき「やってはいけないこと」と「やるべきこと」

腰椎分離症は、腰にある背骨の一部分が骨折を起こし分離してしまったケガです。
よく起きる場所は第4腰椎と第5腰椎と言われています。

この腰椎の椎弓と呼ばれる部位が骨折し分離するのですが、椎弓には左右一箇所ずつ折れやすい場所があり、両側が折れてしまうと骨の安定性が失われてすべり症へと進行する可能性があります。

腰椎分離症の多くは片側のみの骨折ですが、痛みを我慢してプレーを続けて負担がかかり続けると両側の骨折に至ることは少なくありません。

また、初期の腰椎分離症であればコルセットをつけて運動量を制限することで骨癒合が得られ問題なく治癒しますが、プレーを継続してしまうと骨折したところがくっつかずに離れたままになってしまうこともあります。これが両側で起こるとすべり症を起こしやすいので、早期に分離を発見しリハビリ治療を進めていく必要があります。

腰椎分離症やすべり症と診断されたときは、まず「初期なのか進行期なのか」を確認しましょう。

ほとんどの場合は医師の方から説明がありますが、初期であれば骨癒合が見込めるのでコルセット等を使用し安静治療をしていきます。

※まれにレントゲン撮影のみの検査で「異常なし」と診断されることもあります。腰椎分離症はレントゲンでは判断しにくいこともあり、高齢者の診察が多い医師だと見落とされるのです。最近ではスポーツ整形外科が増えてきていますので、ちゃんと整形外科を選ぶようにしましょう。ご相談いただければアドバイスいたします。

 

一方で進行期で骨癒合が見込めないのであれば、あまり長期間の安静は必要なく、痛みをコントロールしながら練習再開へ向けてコンディションを上げていきます。

 

やってはいけないこと

腰椎は「腰を反らせる動作」と「腰を捻る動作」により大きな負担がかかります。またこれらの複合的な動作『腰を反らせて捻る動作』が最も大きな負担がかかるとされています。

ですので、腰椎分離症やすべり症の場合は、この「腰を反らせる動作」と「腰を捻る動作」、さらに『腰を反らせて捻る動作』を避ける必要があります。

治療で使用されるコルセットは、これらの動作を制限するために腰背部が大きく設計されている形となっています。スポーツコルセットとよばれる、腹部は柔らかく面積も少なくなっており反る動作だけを制限するものもあります。

 

発症してすぐの痛みが強い時期は、反ったり捻ったりしなくても前屈のような腰を丸める動作でも痛みが出ることもあります。こういったときは無理をせず痛みの出る動作は避けるようにしましょう。

腰は反らせる方向へは非常に動きやすいために注意が必要で、もともと反り腰が強い場合は、歩くだけでも腰には反る負荷が掛かっていたり、ひどいケースではうつ伏せで寝ていたり単に立っているだけでも負担がかかっていることも少なくありません。

また、初期の場合は自転車での移動も避けたほうがいいでしょう。段差での衝撃は少なからず腰への負担となり、繰り返されると意外に大きな負担となってしまいます。

 

やるべきこと

腰椎分離症はこれまで書いてきた通り「骨折」ですので、患部については安静が必要になります。コルセットを使用し無理に動かさないようにしましょう。

しかし、スポーツへの復帰を考えると「発症した原因」を分析し解決しておかなくてはなりません。そうしないと安静で骨癒合し分離はしていなくなっても、スポーツを再開して同じ負担がかかればまた分離してしまう可能性が高くあります。

再発させないために、競技復帰へ向けて少しでも腰への負担を減らしておくには、股関節と胸郭の柔軟性と、体幹機能の改善が必要となります。

 

腰は、上が胸郭、下が股関節です。
上下のパーツがしっかりと動くことで真ん中の腰は最小限の動きで済むのですが、逆に上下のパーツが硬ければ腰がメインで動くしかなく、負担がかかってしまうのです。

股関節や胸郭のストレッチ、体幹トレーニングはやり方を間違えれば腰への負担が大きくなってしまうことがありますので、注意が必要です。

治療のために安静をとることは必要ですが、必要以上に動かなかったりすると全身的に筋力も衰えて硬さも出てきますので、負担のかからないように注意しながら復帰へ向けてリハビリを進めていきましょう。

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