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【早熟 vs 晩成】ジュニア時代の成績だけで将来は決まらない
【早熟 vs 晩成】ジュニア時代の成績だけで将来は決まらない
スポーツの育成年代を見ていると、どうしても早熟な選手が目立ちやすいものです。
特にジュニアユース(中学生)くらいまでは、体格や筋力の差が大きく、「フィジカルが強い=上手い」と思われがちです。
しかし実際には、「早くから活躍する=そのままトップ選手になる」とは限りません。
早熟な選手が有利な理由
成長が早い選手は、他の同年代と比べて体格や筋肉量があるため、自然とプレーに余裕が出て、注目されやすくなります。
この「早く育つことで得られる優位性」は確かに存在します。
ただ、それは「一時的なリード」であって、永続的な差ではありません。
トップ選手の多くは“晩成型”
ほとんどの競技において、世界トップレベルで活躍するピーク年齢は20代中盤といわれています。
つまり、ジュニア世代の結果だけで将来の可能性を決めてしまうのは早すぎるということです。
今は体格が小さくてフィジカルでも劣っていても、テクニックや視野、動作の質を磨いていくことで、年齢とともに伸びていく選手もたくさんいます。
「今、勝てないから…」といって諦めるのは本当にもったいないのです。
早熟ゆえの落とし穴
一方で、早熟型の選手がこのまま順調に伸びていくかというと、そうでもありません。
むしろ、中学〜高校にかけて追い抜かれるケースは少なくないのです。
その原因のひとつが、「努力の必要性を感じないまま来てしまったこと」。
体格や筋力の優位だけで活躍していた選手は、他の選手の成長に追いつかれたとき、初めて「頑張らなきゃ」と気づいても、もう環境やメンタル面で適応できないことがあります。
実は私自身も早熟型の選手でした。小6の時点で160cm以上あり、当時はフィジカルで無双していました。
しかし中学以降、同年代の成長に追いつかれ、徐々に埋もれてしまいました。
あのとき「自分は恵まれている」と自覚し、努力を続けていれば違った未来もあったかもしれません。
今、大事なのは「どこにいるか」ではなく「どこを目指すか」
現在、プラストレーナーズにも体格の大きな早熟型の選手、線が細くこれから伸びていく選手、どちらも通ってくれています。
でも共通しているのは、「うまくなりたい」「強くなりたい」「勝ちたい」という熱意です。
その気持ちさえあれば、どんな発育段階の選手でも、正しいトレーニングで必ず伸びていきます。
もちろん、選手の体格や成長スピードに合わせて、メニューは個別に調整しています。
「まだ早いかも…」と不安な方も安心してください。トレーニングで背が伸びなくなるなんてこともありません。
まとめ
今の成績や体格にとらわれず、自分の未来を長い目で見て育てていくことが大切です。
誰よりも早く育った選手も、今はまだ成長途中の選手も、それぞれのペースで“本当の伸びしろ”を育てていきましょう。
興味がある方は、ぜひご相談ください。
一緒にその可能性を広げていきましょう。
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