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デッドリフトは腰椎分離症の原因になる?正しく知って正しく使おう

デッドリフトは「ウエイトトレーニングBIG3」の一つに数えられる、非常に優れたトレーニング種目です。特にスポーツ選手にとって、全身の筋力を効率よく高めるための重要な手段といえるでしょう。

しかし、現場では「デッドリフトをやって腰が痛くなった」「整形外科で腰椎分離症と診断された」といった声を聞くことがあります。果たしてデッドリフトが原因で腰椎分離症を引き起こしてしまったのでしょうか?

 

腰椎分離症とは?

腰椎分離症は、腰の骨の後方にある「椎弓(ついきゅう)」という部位に起こる疲労骨折のことです。ジャンプ、スイング、腰の反りやねじりなどの繰り返しによって椎弓に負担がかかり、成長期のスポーツ選手によく発症します。

ポイントは、「腰を反らせたりねじったりする動作」が主な原因になるという点です。

 

デッドリフトの動作は?

一方、デッドリフトは正しいフォームで行えば、腰椎はニュートラル(反らせず、丸めず)の位置を保ち、腰をねじる動作も加わりません。本来、腰椎分離症の直接的な原因になるような動作は含まれていないのです。

ところが、現場ではどうしてもフォームよりも“挙上重量”を優先しがちで、腰が丸まったまま無理に引き上げたり、姿勢を崩した状態で繰り返すことも多く見られます。このような誤ったフォームが腰痛の引き金になることはあります。

 

では、なぜ「デッドリフトで腰椎分離症になった」と言われるのか?

それは、「以前から分離症があったが、痛みが出なかった」状態で、デッドリフトをきっかけに痛みが出て受診し、そこで初めて腰椎分離症が見つかったという流れが非常に多いからです。

つまり、「デッドリフトで腰椎分離症が起きた」のではなく、「元々あった分離症が、ここで表面化した」と考えるのが自然です。

 

分離症でもデッドリフトはできる?

実は、腰椎分離症のある選手でも、正しいフォームと適切な重量管理ができれば、デッドリフトを安全に行うことは可能です。むしろ、体幹や下肢の筋力を高めるうえで非常に有効であり、パフォーマンス向上やケガ予防にもつながります。

 

 

 

「デッドリフト=腰に悪い」というイメージは、誤ったフォームや過度な負荷が原因で痛めてしまったケースに基づく誤解です。
腰椎分離症の原因となるような動作(反り・ねじり)は含まれておらず、正しく行えば非常に効果的なトレーニングです。

ケガを予防し、競技力を高めるためにも、正しい知識とフォームで安全にトレーニングに取り組むことが何より大切です。


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