怪我・障害一覧
肉離れ(筋損傷)
肉離れ(筋損傷)とは、その名の通り筋肉の繊維がちぎれたり裂かれたりして離れてしまうケガです。
多いのはハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)や下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)、大腿四頭筋(大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋)などの脚の筋肉の損傷ですが、大胸筋や腹直筋など全身の筋肉で起こる可能性があります。
【症状】
痛めている筋肉をストレッチしたり力を入れたりすると痛みを生じます。
ひどい損傷だと筋肉内で多量に出血し皮膚に内出血として現れることもあり、その場合は筋組織の損傷が大きいと予想されます。
【治療とリハビリ】
肉離れの治療で最も大切となるのは、受傷直後の応急処置です。
先述したように筋肉内で出血することがあるので、それを最小限にするようアイシングと圧迫を十分に行う必要があります。
その後は痛めている筋肉の再生を促すように、局所の安静や超音波治療を行います。
ある程度筋肉が修復してきたらストレッチやトレーニングを開始し、競技復帰へ向けて徐々にレベルアップしていきます。
【予防】
肉離れは
筋肉の硬さ(身体の硬さ)
筋力不足
周辺の筋肉との筋力バランス
体幹筋力低下
フォーム不良
などが原因となっているため、それらの要素を改善していくことが大切です。